人生100年時代の到来により、再び社会に対して何か私なりに貢献できることがないのか考えた末、50年以上捧げてきた彫刻を活かせる仏の御朱印帳を作成するプロジェクトとして開始しました。プロジェクトを通して伝統工芸の魅力を少しでも世の中に発信出来ればと考えております。
仏様を彫る技術は、伝統仏教美術として飛鳥時代より継承されてきたものです。私自身、拝んで頂ける仏様を彫るために、理想とするお姿を求めてまだまだ日々勉強中ですが、この御朱印帳を手に取って頂いたみなさまがそれぞれの思いを込めて頂けるよう、最後に如来様のお顔を仕上げるときには、無心の心で彫らせて頂きました。
ご愛用頂ければと思います。
釈迦如来は、仏教における最初の仏陀であり、仏教の開祖と言われております。両手を膝の上に置き、手のひらを上に向け指先を合わせた姿勢(禅定印)が特徴です。また、ドロドロした世界の中でも美しく咲く、仏教の象徴として描かれることの多い蓮の花の上で、お釈迦様が座禅を組んでいる場面を採用しています。
阿弥陀如来は、大乗仏教の如来の一つです。浄土教系の仏教では「南無阿弥陀仏」という念仏により、浄土に往生できると言われています。阿弥陀如来は過去に多大な功徳を積んだ菩薩であり、極楽浄土を開いたとされています。両手を重ねて親指と他の指で二つの輪を作った印相(阿弥陀定印)が特徴です。
地蔵菩薩は大きな慈悲の心で人々を包み込んで救うといわれており、「お地蔵さん」「お地蔵様」と呼ばれて宗派問わず多くの方から愛されています。僧形の姿をしており、左手に宝珠を持ち、右手は救いの手を差し伸べる姿勢を表す与願印(掌をこちらに向け、下へ垂らす)の印相が特徴です。
仏師の仕事は、100種類以上の彫刻刀を使用しながら仏像に特化して彫刻していくことです。これまで50年以上仏師として活動してきましたが、今回は「立体」ではなく「平面」にお釈迦様を彫るということで、初めての挑戦となります。この御朱印帳では、彫りの技術の中でも難易度が高い「浅彫り」の技術を活用し、すべて手彫りで仕上げています。「帳面の表紙」という立体的な仏像とは異なる環境の中でも、奥行きがあるお釈迦様に仕上がりました。
檜(ヒノキ)は社寺・仏閣の建築材にも使用されており、仕上がり時の美しい光沢と香りが特徴です。 また、持ち運びのしやすい軽さであり、常に手元においているものだからこそ、高級感があり軽くて持ち運びやすいものにこだわりました。
製本は、小江戸川越の古民家製本所である水上製本所(株式会社ジーブック)に依頼しました。国内最大の和紙の生産地である小川町・東秩父村の「細川紙」や鳩山町で作家さんが漉く「流泉紙」、そして群馬県桐生市・沼田市で生み出される和紙を取り扱うなど、紙に強いこだわりを持っており、日本古来の製本技術と和紙を生かしたオリジナル商品が人気です。本商品は、御朱印帳用に開発された「墨が裏面に染み出ない用紙」を使用し、一冊一冊手作業で製本していただいています。
御朱印帳カバーの左上には、自由に外題を書き込めるスペースがあります。
是非あなたの直筆で「御朱印帳」の文字、またはお好きな言葉を記入し、本商品を完成させて頂けると「日本で唯一、世界で唯一」の御朱印帳になります。
各種一冊 6,000円(税込み+送料込み)
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